笠井鎮守 郷社 春日神社(若倭神社 合祀相殿)由緒
春日神社(かすがじんじゃ)は文明14年(1482)室町幕府(むろまちばくふ)第九代 将軍足利義尚(あしかがよしひさ)により創建(そうけん)。天文十年(1541)今川義元(いまがわよしもと)が社殿を造営し社領を寄付ありと伝わる。慶安元年(1648)徳川家光(とくがわいえみつ)から社領五石の朱印が寄進、浜松城主 井上氏の崇敬(すうけい)もあって社殿の造営等を行い明治にいたる。
笠井が藤原氏の荘園だった時代があり藤原氏の氏神である春日神社が祀られたと考えられる。
若倭神社(わかやまとじんじゃ)の創立年月は不明、平安時代中期の萬寿二年(1025/後一条(ごいちじょう)天皇時代)に再建の棟札(むなふだ)が現存(げんぞん)。延喜式神名(えんぎしきしんめい)帳に遠江国麁玉郡(あらたまぐん)若倭神社が所載(しょさい)されています。古事記にある天香語山五世孫建筒革命(あめのかぐやまごせいそんたけつつくさのみこと)は若倭部祖といわれ、万葉集の天平勝宝(てんぴょうしょうほう)七年(755)防人歌に遠江国主帳丁麁玉郡(とおとうみしゅちょうのちょうあらたまのこほり)若倭部身麻呂(わかやまとべのみまろ)の歌があり、その若倭部氏の祖神 天香語山命を祀っています。その宮の神主家を元は若倭部と言い社地を倭下林(わかばやし)と言うと伝えられています。
春日神社ご祭神 祭礼日8月14日15日16日(2022年時)
◎武甕槌之男神(たけみかづちのおのかみ)雷神、剣神 ◎経津主命(ふつぬしのみこと)剣神、国会鎮守 ◎天児屋根命(あめのこやねのみこと)出世神、文神 ◎比売大神(ひめがみ)天児屋命の妻神、炊飯神
若倭神社ご祭神(合祀相殿)
◎天香語山命(あめのかぐやまのみこと)農業、備蓄倉神
別殿 八柱(やはしら)◎天忍穂耳命(あめのおしほ<みみのみこと)農業神 ◎天穂日命(あめのほひのみこと)農業神 ◎天津彦根命(あまつひこねのみこと)日・海・風の神 ◎活津日子根命(いくつひこねのみこと)農業神 ◎熊野久須毘命(くまのくすびのみこと)農業神 ◎田心姫命(たごりひめのみこと)縁結び、夫婦円満 ◎湍津姫命(たぎつひめのみこと)海洋神 ◎市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)子守神
◉ご神木 椎の木(石畳参道よこ) ◉春日神社ご神紋 春日大社由来(下り藤紋) ◉春日神社ご社紋 お神輿由来1999年年番確認(大久保藤紋)

境内(けいだい)の12社 境内には12の神社が鎮座(ちんざ)されています。その一つに豊靁神社(とよいかづちじんじゃ)があり、7月末か8月初めに行われる雷神(らいじん)社祭は、全国的にも数少ない雷除けの神事を行います。この豊靁神社の御札を神棚にお祭りしている氏子の家には、雷は落ちないと言われています。

◎豊靁神社(とよいかつちじんじゃ)雷よけの神/豊靁比売命(とよいかつちひめのみこと)
◎住吉神社(すみよしじんじゃ)海の守護/底筒之男神(そこつつのおのかみ)、中筒之男神(なかつつのおのかみ)、上筒之男神(うわつつのおのかみ)
◎天神社(てんじんじゃ)学問の神/菅原道真(すがわらのみちざね)
◎金刀毘羅神社(ことひらじんじゃ)海の守護、国づくり/大物主神(おおものぬしのかみ)
◎津島神社(つしまじんじゃ)海、農耕、国土安泰の神/須佐之男命(すさのおのみこと)、医薬、知識、酒造りの神/少彦名命(すくなひこなのみこと)
◎猿田彦神社(さるたひこじんじゃ)みちびき、道案内神/猿田彦命(さるたひこのみこと)
◎白山神社(はくさんじんじゃ)縁結び、和合、山の神/白山比咩神(しらやまひめのかみ)
◎八幡神社(はちまんじんじゃ)武神、諸願成就/誉田別命(ほんだわけのみこと)=応神天皇(おうじんてんのう)と同一
◎天白神社(てんぱくじんじゃ)みちびき、道案内神/太田命(おおたのみこと)猿田彦命の子孫
◎金山神社(かなやまじんじゃ)金属、金運上昇の神/金山彦命(かなやまひこのみこと)天照大神の兄神、金山姫命(かなやまひめのみこと)天照大神の姉神
◎稲荷神社(いなりじんじゃ)五穀豊穣、家内安全、商売繁盛/倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)は須佐之男命の ご子神
◎社宮司神社(しゃぐうじじんじゃ)みちびき・道案内神/猿田彦命(さるたひこのみこと)

春日神社 年間行事

年 月 日祭  式
1月1日初       詣
1月4日新   年   祭
1月第2日曜日市   神   祭
1月第3日曜日お し め 焼 き
2月11日健 国 ・ 春 祭
6月29日大   祓   式
7月29日雷  神  社  前  夜  祭
7月30日雷   神   社   祭
8月14日春 日 神 社 前 夜 祭
8月15日春  日  神  社  大  祭
8月16日春  日  神  社  大  祭
11月23日新嘗祭・秋の禮大祭
12月30日大   祓   式

※日程は、都合で変更される場合があります。表は令和六年吉日時点での予定です。

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