笠井まつりとは
笠井まつり 春日神社大祭(若倭神社大祭と言われていた時代も有)
五穀豊穣(ごこくほうじょう)と無病息災(むびょうそくさい)を願う、伝統と由緒のある神事、春日神社大祭(かすがじんじゃたいさい)。
神事 お神輿の渡御(とぎょ)
笠井の氏子が明治初期から創り上げてきた、おごそかで厳粛(げんじゅく)な神事。
● ご祭神「武甕槌之男神(たけみかづちのおのかみ)」が神社から出て、笠井の町をお仮屋・天満宮(てんまんぐう)まで約1.5kmを渡御(とぎょ)。町の様子をご覧になりながら、氏子(うじこ)や町の厄を払っていきます。
● お神輿の渡御は、神社でのお祓(はら)いのあと8月15日の夜、花火の祝砲(しゅくほう)を合図に、厳粛(げんしゅく)な雅楽(ががく)の調べにのって始まります。
● 昔は12名の白丁(はくちょう)=白装束の輿丁(こしちょう)がお神輿をかついで渡御していましたが、平成3年からはお神輿を輿車(よしゃ)に乗せ、着飾った稚児(ちご)行列が綱を引きお祭りを華やかにしています。
● 先頭で天狗・猿田彦(てんぐ・さるたひこ)が、沿道左右(えんどうさゆう)に平伏(へいふく)する人々を、榊(さかき)でお祓(はら)いをしながら道中案内。
● 続いて、金棒(かなぼう)、露はらい(つゆはらい)、高張(たかはり)、砂蒔(すなまき)、太鼓(たいこ)、大鉾(おおほこ)、小鉾(こほこ)、弓(ゆみ)、矢方(やかた)、大榊(おおさかき)、伶人(れいじん)、神職(しんしょく)、稚児(ちご)、お神輿(みこし)、輿脇(こしわき)、お供櫃(ともびつ)、町内の各団体の長(おさ)などが提灯をかざし、お供で続く。参列者は百名近くになります。
● 沿道では笠井の町民が平伏、お神輿の御祭神に家内安全や無病息災を祈ります。
屋台と祭り囃子と練り
行列の後ろの供として、上町・倭魂社(わこんしゃ)、西町・精華團(せいかだん)、西の山・西魁団(さいきだん)、中町・政諾社(せいだくしゃ)、本町・笠勢司(りっせいし)、春日町・神勢團(しんせいだん)、笠井上町の春日社(かすがしゃ)、計7台の豪華絢爛(ごうかけんらん)屋台(やたい)が続き、氏子や若連(わかれん)が祭囃子(まつりばやし)や練りでお祭りをにぎやかに盛り上げます。
16日の夜は還御(かんぎょ)で、御仮屋から春日神社へ同じように展開されます。